グラフ形式の選択
指向性グラフを描く場合,アンテナのどの面を見るかによってそのグラフの
形式も変わってきます.例えば無限地板付きのアンテナの場合,地板より下の
指向性を描画しても意味がありませんので,通常は半円形のグラフで描きます.
また,水平面の指向性に関しては 360°全ての方向を見る必要がありますので
円形グラフを用いることになるでしょう.
DrawP では円形/半円形グラフの切替を簡単に行なうことができます.
Edit - Graph メニューを選択すると,グラフ形式変更画面が
現れます.円形/半円形のグラフを切替えるには,画面左上の Graph Type
の下にある "Circle",あるいは "SemiCircle を押して下さい.
Circle を押すと 360°円形グラフに,また SemiCircle を押すと
180°半円形グラフになります.グラフの描画範囲角度(Angle Range)は
Cicrle を押すと 0 〜 360°に,SemiCicrle を押すと -90 〜 90°
に自動的に設定されますので,必要に応じて変更して下さい.
DrawP では円形/半円形の切替以外に,次のようなグラフ属性を指定す
ることができます.
- 角度補助線(Drawing Angle Line)
- 30°,45°などの任意のステップで角度補助線を引くことができます
- 角度補助線は描画/非描画を切替えることもできます
- 描画開始値/終了値(Value Range - Max./Min.)
- グラフで描画する値の範囲を指定できます.最大値(Max.)と
最小値(Min.)の範囲を逸脱しているデータを描画する際には
指定した範囲にデータを修正します
- 描画開始角度(Angle Range - Start)
- グラフの描画開始角度(Start)を指定することができます
- 終了角度はグラフ形式と開始角度から自動的に算出されます
- 基準円/副基準円(Standard Circles/Sub Circles)
- グラフの基準となる基準円(Standard Circles)を任意のステップで
描画することができます
- また数値の表示されない副基準円(Sub Circles)
は描画/非描画の選択が可能です
- 軸のラベル(Axis Labels)
DrawP ver 2.1 では円形/半円形グラフの描画に関して次のような
制限事項があります.
- 円形グラフ
- グラフの描画方向は時計回りのみで,12 時の位置が描画開始角度
- 描画開始角と描画終了角の角度差は 360°
- 半円形グラフ
- グラフの描画方向は時計回りのみで,9 時の位置が描画開始角度
- 描画開始角と描画終了角の角度差は 180°
"グラフ形式の選択" おわり
インデックス
- DrawP の扱えるデータ形式
- データの読み込みとグラフの描画
- グラフ形式の選択(このページ)
- 描画データの処理
- 指向性グラフの出力
- オプション
- ショートカットキー一覧
- バグ報告,並びに最新版の入手方法
- 今後の予定
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